【求職者必見!】インタビュー特集!
- 取材
獣医師、動物看護師、トリマー募集!福岡市東区ある<ととろ動物病院さん>にインタビューさせていただきました!
2020.12.07
福岡県東区土井。JR香椎線土井駅から徒歩3分の立地にある「ととろ動物病院」。院長の笠原先生が高校生の頃まで飼っていた「ととろ」という名前のコリー犬からつけた名前だそうだ。動物看護師として勤務されている奥様も含め計5名のスタッフと共に、「話せない動物に寄り添う」医療を心がけている。院長の笠原先生と動物看護師の奥様で計7匹のペットを飼われており、賑やかな院内となっている。
そんな院長の笠原孝紀先生にお話をお伺いした。
-獣医師という仕事を選んだ理由は何ですか?
話すことのできない動物を助けたかったからです。高校生の頃まで「ととろ」という名前のコリー犬のペットを飼っていました。ある日、ととろの耳の後ろが腫れているのに気付いたのですが、元気もあったので気にはなりつつもそのままにしておりました。それから1カ月後、ととろの様子がおかしかったので病院に連れていったところ、ガン(リンパ腫)であると判明したのです。その後治療しましたが既に進行していたため半年でお別れすることになりました。もし私が気付いた時に病院へ連れていき治療してもらっていればもっと長く一緒に過ごせたのでは…。そんな後悔もあり、「話せない動物に寄り添い、助けたい」そう思って獣医師を目指しました。
−診療で1番大切にしていることは何ですか?
自分のペットだと思って接することですね。先ほども言った通り動物は話すことができないので、いかにそれぞれの子たちに寄り添ってあげられるか。これが1番重要なことだと考えています。診療する子の飼い主目線に立って自分だったらどうするかを常に考えることと、実際に飼い主さんの話をよく聞くこと。こうすることで話すことのできない動物たちの体調にいかに気づいてあげられるかを意識しています。
−ととろ動物病院さんを開院された経緯を教えてください。
獣医大学を卒業した後、千葉の2つの大きな動物病院で勤務医として12年働いていました。大学卒業後、最初に働いていた動物病院から、よりスキルの幅を広げようと思い千葉県内の違う動物病院に転職をしました。結局2つの動物病院合わせて12年間働いていたのですが、不意に自分で開業したいと思い、自分の病院を持つことを即決しました。(笑)2020年の1月に開業を決意し、その年の6月には自分の病院を福岡でオープンしましたね。5月末までは千葉の動物病院で働いていたので、ととろ動物病院の開業自体はスムーズに進めることができたと思っています。
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−千葉の動物病院で獣医師としての力を付けたのですね。
そうですね。千葉で獣医師として働いていたのは大きな動物病院だったので、中々大変な部分も多くありました。多い時で1日100件の診断を3人で診ることもあったので、1晩も2晩も寝むれないときは多々ありましたね。ただその時に培った経験やスキルが今に生きていることは間違いないです。
−大変な下積み時代もあったのですね。その後なぜ福岡という場所での開業を選んだのですか?
僕自身が佐賀出身だからです。同じ九州圏内ということもあり福岡で開業しました。関東には勉強のためにいただけだったので、場所に迷いはなかったです。
−ととろ動物病院の特徴を教えてください。
朝早くから診療していることです。平日は8時から、日曜日は7時から診療を開始しています。これは他の動物病院には、あまりない特徴だと思っています。ペットの体調に時間は関係ないため、より多くの動物たちを助けてあげるためにも早くからスタートしています。やっぱり他の病院では、その時間に診療することができない重症の子たちが多く来院してきます。僕個人としては毎日7時から診療することを目的としているのですが、勤務する獣医師や動物看護師の人数が多くはないため、現状はこの時間で診療を行なっています。
−現在は何人のスタッフが在籍していらっしゃるのですか?
獣医師が2名、動物看護師が1名、受付が1名、トリマー1名の少数精鋭でやらせていただいています。
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−動物看護師1名は中々大変じゃないですか?
そうですね。僕の妻が動物看護師として1人で頑張ってくれているのですが、めちゃくちゃ仕事が出来る人なので何とか助かっています(笑)。後は僕以外のもう1名の獣医師も動物看護業務を手伝ってくれています。中々大変な部分もありますが、慣れの部分もあるので。僕としては現状の少数精鋭で上手く回っていると思っています。ただ僕としては、獣医師、動物看護師として頑張ってくれる方たちを、もっと増やしたいと考えています。ただ業界柄、採用しても何らかの理由ですぐに辞めてしまう方々もいるので、、、
−採用の面でも色々と大変なことがあるのですね。そのような中でも、ととろ動物病院では、どのような方々に働いてもらいたいですか?
元気で健康な方です!動物看護師も専門の学校卒業や資格を持っていなくても元気で健康である方なら働いてもらいたいと考えています。健康第一です(笑)。今ととろ動物病院に在籍しているスタッフも健康第一に頑張ってもらっています。先ほどもお話しした通り、ととろ動物病院は8時という早い時間から診療を行なっており、出勤時間もそれに合わせて8時にしているのですが、なぜか皆もっと早く来るんですよね(笑)。僕が「なんでこんなに早く来るの?」って文句言うくらいに(笑)。
−皆さん、やる気に満ち溢れているのですね(笑)。動物看護師は専門の学校卒業や資格保持者でなくても良いということですが、再来年には「愛玩動物看護師」として動物看護師が国家資格しますよね。それについてはどうお考えですか?
確かに動物看護師の地位向上という面では良いことなのかもしれませんが、僕個人としては、そこまで重要視していません。1番は多くのペットを救いたいという気持ちが重要だと思っています。助けられる命を助けるということが大切なのです。業務内容は多少変わってしまうかもしれませんが、ととろ動物病院は動物看護師資格持っていないから採用しないみたいなことをするつもりはありません。やる気を持って挑んでくれる人を歓迎しています。そういう意味では、気持ちさえ持っていれば自由な動物病院なのかもしれません。
−同じ採用の面で言えば、獣医師の人材不足も問題になっておりますが、その点実際に開院されて実感されることはありますか?
やはり九州にいる勤務医の獣医師は少ないと思います。獣医師の勤務医として働くのであれば、みんな関東や関西に出ていくことが多いので、そういう地域よりは見つけ辛いというのは実感しています。九州に戻ってくる獣医師は、ほとんどが開業医だと思います。
−獣医師や動物看護師の人材という面で見ると九州で開業する難しさというのも大きくあるようですね。ありがとうございます。
ととろ動物病院では一緒に働いてくれる、獣医師、動物看護師、トリマーを募集しております。詳しくは「ととろ動物病院」の求人票をご確認ください!
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